Androidのセキュリティホール

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少し古い話題だが、またAndroidセキュリティホールが発見された。 正直、もういい加減にしてくれ、と思う。

Androidは、セキュリティ的に見たらそもそものビジネスモデルが破綻しているのだ。 Androidのバージョンアップは各メーカーによって維持されているが、そんな体制に良い事なんて「何一つとして」無い。 自信を持って、はっきりと言える。何一つとして、良い事は無い。

普通に考えればわかる事だと思うのだ。 Androidは携帯電話のOSだ。 そして、携帯電話は数年に1度買い換える事を「市場が要求している」。 「2015年春モデル」なんてアホくさいリリースを年に何度もしているのだから、それは消費者に対して「要求している」も同然だ。

そして、そんな早いサイクルで新製品が出たら、当然古い製品はすぐに陳腐化する。 さて、メーカーは陳腐化した古い製品をサポートする事にメリットを見いだせるだろうか?

サポートというのは、非常に高いコストがかかる。 にも関わらず、サポート対象の製品は陳腐化していてこれ以上の売上を見込めない。 なら、当然メーカーはサポートをサボる。これはメーカーが悪い云々以前に、営利企業として当然のことだ。 これを無理矢理にやれと言えば、メーカーが潰れる事になる。 これはそもそも年に何度も何度も新製品を出すリリースサイクルが狂っているのだが、そうだとしても、現状そうなってしまっているのだから、それを前提にセキュリティ計画を練らなければなるまい。

Googleオープンソースという聞こえの良いお題目を並べて、自分がコストを支払うのを嫌がって、それを各社に押しつけたのだ。 そして、現状はご覧の有様だよ!

何が「Don't be evil(悪を為すな)」なのか。 正直「一見悪に見えなければOK」と考えている様にしか思えない。

で、こういう事を言うと出てくるのが 「Appleのが酷いよ」 って反論だけど、そんな話はしていない。Appleが酷かろうがMSが酷かろうがどこが酷かろうが、今現状「Androidが酷い」という話なので。